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iPod-audio cable / 軍用銀メッキシールドケーブル

ここまでシンプルな構成になると、iPod-audio間のケーブルによる音質変化が如実に表れてきます。私はオーディオに関して「原音再生」や「フラット」という言葉を全く信じていないので、このケーブルによる音質変化を積極的に取り入れています(ケーブル好きと言うこともありますが…)。ブログでは、数多く試作したiPod-audioケーブルを少しづつご紹介していこうと思います。

 

軍用の精密機器・航空機等に使用されているMIL規格の銀メッキシールドケーブル。芯線は練り線。音は高解像度です。若干銀線特有の輝きが付帯する印象。ルックスはいいのですが、芯線がやや太いのとケーブルが少し硬いのが欠点。やはり内部配線用か?

スタジオモジュールの内部配線材 01

neumannやsiemensなど、ビンテージスタジオモジュールの内部配線材。径2〜3mm、0.3mmほどの単線の芯線を持つシールドケーブルがよく使われている。

 

siemens w-shield mic cable

年代不明。非常に緻密な2重シールドが施され、アルミ箔、2本の吸湿材、単線2本、という大変凝った構造になっています。外径約4mmでしなやか。構造、太さ、処理のしやすさ、ハンダの乗り、ルックス、手触り、音質と全てにおいて高得点の美しいケーブル。

 

 

neumann mic cable

多数の柔らかな極細線材で構成されたノイマンのマイクケーブル。3芯撚り線、2重のシールドとシルク。繊細な音まで伝えることが出来る数少ないケーブルの一つです。構造だけでなく音質も非常に上質。

 
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EMT 2111

1980年頃?(詳細な年代は不明)EMT社設計の2111。2芯の撚り線にWシールド処理されたライトグレーのケーブル。EMTのスタジオ用機器接続や配線、ヨーロッパのクラッシック録音現場で多く使われていた伝説のケーブル。情報が適度にまとまり音の濃度が増す印象を受けます。

今から20年ほど前購入した初期ロットにはEMT 2111の刻印が。その後のロットにはGAC-2111の品番が印刷されている。現在Gothamから復刻されているGAC-2111とは内部構造も音質も別物。復刻版 ゴッサム 2111 は、より広いレンジに改良されている印象です。

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