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Eckmiller W88

上:Eckmiller W88 オリジナルカタログ

 

W85などと並び、天才エンジニア “エックミラー” 氏の才能を、強烈に感じる代表的フェーダーの一台。この強く濃厚なサウンドは、他に代え難いものがあります。

 

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Eckmiller W68 / W68ST

上:W68 mono

上:W68 ST (STEREO)

上:Eckmiller W68 オリジナルカタログ

おそらくeckmiller最初のカーボン皮膜抵抗タイプ・フェーダー。「安定した性能と音質」を両方求めるならW68かMR90でしょうか。W68STはバランス型2チャンネルパッシブ・フェーダー。カーボン皮膜抵抗が左右2枚づつ入っています。MR90の原型でしょう? 内部構造はMR90に似ていますが音質はこちらの方がより濃厚です。この頃のフロントパネルやフェーダーノブは金属製です。
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ジャーマン・ビンテージ・コンソールの内部配線材

おそらく1950〜1960年代のジャーマンコンソールの内部配線材。ライトグレーのケーブルはジャーマン・モジュールの内部で良く使われている芯線0.3〜0.5mmほどの単線シールドケーブル。オレンジ色、綿のケーブルは更に古い時代のものと思われます。WEの単線と似ていますが、こちらも導体の箔を使ったシールドケーブル。さて、どんな音がするのか楽しみです。

この配線の接続方法で気になったことは、各信号ケーブルのシールドがすべて極太のケーブルに繋がっていたという点。信号ケーブル0.5mmに対しシールドが落ちている線材は直径6mmほどの極太線。

各コネクターからのシールドラインは、1mmほどの銅の単線を使って、直径5mmほどの無垢材の銅棒にハンダ付けされ、黒い極太線へと繋がっている。

非売品

Eckmiller MR90

バランス型2チャンネルパッシブフェーダー。構造はエックミラーw68などと似たカーボン皮膜抵抗が左右2枚づつ入っています。Eckmiller はアナログ的音の濃さと解像度の高さを、絶妙なバランスで合わせ持つ音質が魅力的です。左右独立のスライドノブも使いやすい。フロントパネルは樹脂製。ルックスも決まっています!

上:モノラルのMR90。こちらの方が若干セパレーションが良い感じがする

上:シリアル300番台の初期型MR90。W68 St と同じ金属製のフロントパネル

上:非常に珍しい4ch仕様のMR90。これ1台に8枚のカーボン皮膜抵抗板が入っている!!  マルチ派の方にはいいかも。

minimum system 01 eckmiller MR90

iPodの(デジタルアンプの)ペラペラの音を、何とか聞くに耐える音質にするため、まず最初はeckmiller MR90に通してみました。eckmillerのフェーダーは、音の解像度と濃くが絶妙なバランスでミックスされた良質な(アナログ的)音質に変化すると日頃から感じていたからです。見た目の存在感も相まって、かなり聞ける音になりました。’60年代のtelefunkenビンテージ・ユニットとの相性も良くなりました。