« Posts under fader

neumann w444sta ラッキング

imageimage  image image image
W4444STA 1Uへのラッキング+PSU
ノイマンの音質を余すことなく生かすため、信号ラインは、ジャーマンモジュール内部配線でも使われている、単線2芯シールドで配線しました。

sold

siemens W290 ラッキング

image

image

image

image

W290 1Uへのラッキング+PSU
信号ラインは、60年代siemensのコンソールケーブルでワイヤリングしました。

sold

Eckmiller w60

image image image image image

リアルな中域と高い音楽性はW50後期の音質を継承している印象。エックミラー初期のレアフェーダー。この音質はw85へと受け継がれているようです。

sold

Eckmiller w85

image

image
image
image

固定抵抗フェーダー最終到達点と言っても過言ではない安定した音質。国内では最も人気のあるフェーダー。その後カーボン板抵抗型へと変化して行くのですが、eckmillerの音質はしっかり継承されているところは流石です。

Potentiometer Unit

image
image
image
image
image
1960年代頃。スタジオコンソールやシアターアンプラックから外されたPotentiometer Unit。RUWIDOの可変抵抗や高音質の抵抗で構成され、中には半固定抵抗のような使い方をされていたものもあります。

danner ブランクパネル

image

image

image

image

DIY parts。電源用ボックスやスイッチパネル、フロント入出力コネクタパネルやライントランスボックスなどの加工にとても便利です。シンプルな構造でいつも感心させられる、上下のノッチもオリジナルです。

siemens W290

w291の試作機と噂されている70年代ジーメンスのレア・フェーダー、W290。内部部品も超高級パーツで組まれています。フェーダー部分とアンプ部がコネクターで分離する構造や、全体の仕上げなど、なんだか実に手作りっぽい感じです。音は、繊細にして緻密、トロトロのシルキーサウンドと言った感じでしょうか。ノイマン系サウンドとは対局に位置する音作りです。ヴォーカルや生楽器のリアルさを求めるなら断然W290でしょう。私のメインフェーダーとして愛用しています。個人的にはアクティブ・フェーダーの最高峰。

※フェーダーとアンプが分離された、フェーダー部分のみもW290として出回っていますので注意。W290の音は得られません。。。

ジャーマン・ビンテージ・フェーダー

Eckmiller, Maihak, EAB, Neumann, Siemensなど、1950年代〜1970年代のプロ用スタジオフェーダー。この頃の音楽の多くが、これらプロ用フェーダーを通して録音されたと言っても過言ではありません。是非一度プリアンプを外し、ジャーマン・ビンテージ・フェーダーの素晴らしい音の世界を体験していただきたいと思っています。

ビンテージフェーダーのメンテナンス

厳しいプロの現場で酷使され放出されたフェーダー。半世紀の時を経て再び趣味の世界で蘇ります。

まずは簡単な動作確認と清掃。そして内部動作確認・調整・組み立て・音出し。ここまでチェックして問題が無ければビンテージ感を損なわない程度に徹底的に磨きます。そして鳴らし込みを経てペア取りへ。

※絶対にしてはいけない事は、フェーダーの隙間からCRCやスプレーグリスを突っ込む事。リボンが絡まって切れてしまいます!

 

 

幻の maihak B-W44a / B-W54a

おそらく1960年代前半。maihak の手巻抵抗フェーダー、 B-W44aとB−W54a。フロントパネルが違うものの中の構造はほぼ同じ。同時代のエックミラーなどより少し大きいサイズ。出力端子の材質も違うようです。肝心の音は、濃厚で強く抜けもいい! eckmillerとも違う、何とも形容し難い魅力的な音。

※こちらの2台は私物のコレクションですが、お探しの方いらっしゃいましたらお譲りいたします。ご希望の価格をinfo@module-audio.comまでご連絡ください。成立の方のみ返信させていただきますのでご了承くださいませ。

24V Power Supply Unit

neumann 444STA を始めジャーマン・スタジオ・モジュールの多くは24Vの直流電源を必要とします。スイッチング電源などでも動作はしますが、ノイズも多く音質に大きく影響するため、アナログ式電源装置の使用をお勧めします。いい電源装置で供給すると高域の歪み感や中低域の力が、まるで違ってきます。せっかくの超高級機器も、その性能を発揮しないまま音質を判断されている方も多く見受けられます。。。

コンソールで使われていた、モジュール専用パワー・サプライもありますが、多くは220V入力のため気軽に使うには少し面倒です。そんな中で siemens N224a やTELEFUNKEN ELA-N620 は110v入力が可能 (100Vでも可)。音もいいです。

※上:siemens N224a

 

※上:TELEFUNKEN ELA-N620

Eckmiller W88

上:Eckmiller W88 オリジナルカタログ

 

W85などと並び、天才エンジニア “エックミラー” 氏の才能を、強烈に感じる代表的フェーダーの一台。この強く濃厚なサウンドは、他に代え難いものがあります。

 

sold

Eckmiller W68 / W68ST

上:W68 mono

上:W68 ST (STEREO)

上:Eckmiller W68 オリジナルカタログ

おそらくeckmiller最初のカーボン皮膜抵抗タイプ・フェーダー。「安定した性能と音質」を両方求めるならW68かMR90でしょうか。W68STはバランス型2チャンネルパッシブ・フェーダー。カーボン皮膜抵抗が左右2枚づつ入っています。MR90の原型でしょう? 内部構造はMR90に似ていますが音質はこちらの方がより濃厚です。この頃のフロントパネルやフェーダーノブは金属製です。
Sold

EAB WVE-10

EABのアンバランス型モノラル・フェーダー。WVE-10はダナーカセットサイズではなく4Uサイズ。端子はT2701より更にレアなTuchel 13 pinが必要。EABの中でも最もシャープな音質の1台。アンバランス接続環境ではこちらの方がいいと思います。3.5K, 5Kと抵抗値も数種類存在するようです。

sold

コラム:アクティブ・フェーダーとパッシブ・フェーダー

Active Fader と Passive Faderの選択。

オーディオマニアの間で人気のあるneumann w444staやsiemens w291vstdなど、計測機器並の精度と安定した動作のプロ機とは言え、今から半世紀ほど前の電子機器、個体差による音質差は大きいのが現状です。電源やアースの取り方によっても音質は大きく変化します。また、素子劣化による故障というリスクが常に伴います。とはいえ増幅回路を持つアクティブ・フェーダーは大変魅力的です。

一方、電気回路を持たないパッシブ・フェーダーは、物理的損傷が無い限り常に安定した動作を期待できます。機種の違いによる音質キャラクターの変化も如実に現れるため「好みの音質に調整しやすい」というメリットは大きいでしょう。微細な音の再現はこちらの方が優れている印象です。

もちろんこれらプロ機は、バランス接続で設計されているものがほとんどで、インピーダンスも厳格に管理された環境で使用されることが前提になっており、特性などの資料も存在しないものが多数あります。しかしホームオーディオで楽しむためには、あまり神経質になる必要はないのではないでしょうか。

さて、アクティブ・フェーダーとパッシブ・フェーダーの選択。「どちらでもいい」と言うのが結論です。これらビンテージ・プロ機はコンシュマー・ハイエンド・オーディオとは比較出来ない音質だと個人的には感じています。

即ち「どちらもいい」のです。

是非プリアンプを外してフェーダーとパワーアンプのシンプルなオーディオ装置を試して見てください。